令和4年度 冬の研修会(令和5年1月4日)

このたび、公益社団法人日本吹奏楽指導者協会 関東甲信越支部では、下記の通り研修会を実施いたしました。

研修日程・場所

令和5年1月4日(水) 13:30〜(開場13:00)
東京文化会館 大会議室(東京都台東区/JR上野駅下車 公園口 徒歩1分)

研修内容

第一部 音楽家による吹奏楽観と作品
講師 松下倫士 (作曲家、ピアノ奏者)

第二部 吹奏楽ポップス講習会 〜ノリノリの演奏にするために〜
講師 波田野直彦 (ポップス・ミュージシャン、編曲家)

講師

松下 倫士(まつした ともひと)
東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、2009年同大学院修士課程作曲専攻修了。卒業時に藝大同声会賞受賞。2014年東京音楽大学大学院修士課程伴奏科修了。これまでに第37回全四国音楽コンクール最優秀賞、日本交響楽振興財団第29回作曲賞、第5回北本ピアノコンクール最優秀賞、第22回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第2位、奏楽堂日本歌曲コンクール第19回作曲部門(一般部門)入選など多数受賞。東京フィルハーモニー交響楽団とラヴェルのピアノ協奏曲を共演。近年は21世紀の吹奏楽“響宴”にて作品が取り上げられているほか、「土蜘蛛伝説」「巡礼歌」「2つの詩曲」などアンサンブルや吹奏楽作品が多数出版されており、全国各地で演奏されている。
2012年には日本コロムビアよりCD「僕が僕であるために~尾崎豊 オン ピアノ」 (編曲・演奏)をリリース。また2014年に「夢見草~松下倫士ピアノソロアルバム」をリリース。伴奏ピアニストとしても高く評価されている。
東京藝術大学非常勤講師、東京音楽大学伴奏研究員を経て、現在洗足学園音楽大学、東京音楽大学非常勤講師。21世紀の吹奏楽“響宴”会員。神奈川混声合唱団副指揮者。

波田野 直彦(はたの なおひこ)
日本における西洋音楽史を語るには欠かせない日本初の洋楽楽団「ハタノ・オーケストラ」主宰、故波多野鑅次郎を祖父に持ち、そのDNAを受け継ぐ。玉川学園高等部、東京音楽大学卒業。トランペットを山本武雄、北村源三、細田忠義に、作編曲を池辺晋一郎、小泉猛、指揮法を今村能の各氏に師事。玉川学園在学中に全日本吹奏楽コンクールにて3年連続金賞受賞。音大在学中よりプロの現場で演奏家として研鑽を積んだ後に作編曲家に転身する。その作品群は独特の世界観を放ち、国内外で高い評価を得ている。特に中華圏では絶大な人気を博し人気ランキング日本人ベスト3に入る。
2011年「世界吹奏楽大会in台湾(WASBE)」の開会式テーマ曲、2012年ロンドン五輪公式応援ソング、2018年平昌五輪公式応援ソングの編曲を担当。現在、ポップスウインドオーケストラ“THE WINDWAVE”の指揮者・音楽監督としての演奏活動をはじめ、編曲家として東京佼成ウインドオーケストラ、シエナウインドオーケストラ、東京吹奏楽団、航空自衛隊中央音楽隊、アメリカ空軍太平洋音楽隊等と共演。
台湾、ロシア、TUVA共和国、モンゴル、中華人民共和国における音楽祭に招聘され作品提供、コンクール審査員、マスタークラス講師、客演指揮者を担当。
玉川学園非常勤講師・同吹奏楽部顧問、玉川大学吹奏楽団顧問。全日本ポップス&ジャズバンドグランプリ大会審査委員長。日本吹奏楽指導者協会員。日本ジャズ協会21会員。
「主な作品」
• ラプソディ・イン・ブルー
• Ode to Joy(ベートーヴェン交響曲第9番第Ⅳ楽章)
• Another Symphony(ベートーヴェン交響曲第5番第Ⅰ楽章)
• Nutcracker(チャイコフスキー バレエ音楽「くるみ割り人形」)
• パガニーニ・ヴァリエーション
• カリオストロの城(ルパン三世)
• 君の名はメドレー
• 天気の子メドレー
• 鬼滅の刃